どうもケーロックです。
本日ご紹介したいアニメは境界戦機。
境界戦機はSUNRISE BEYONDとBANDAI SPIRITSが贈るオリジナルロボットアニメ。
日本が4つに分断され日本人が奴隷に!?
アニメ境界戦機の内容が、日本の危機を予知している!?
ということで、境界戦機はロボット同士が戦闘する、派手なバトルシーンも魅力的なのですが、今回はそのロボットの部分ではなく、世界観や設定に注目していきたいと思います。
境界戦機とは
機械好きの少年、椎葉アモウが、ある日、自律思考型AI「ガイ」と出会い。
自ら組み上げたAMAIM「ケンブ」に乗って。
日本を取り戻す戦いに巻き込まれてゆく。
AMAIM(アメイン)とは
本作におけるロボットの呼称。
AMAIMは「Auto Mobile Artificial Intelligence Mount」の略称。
自律思考型AIとは
人間に命令されずとも自分で考え、自らの判断で行動することができるAI。
有名なところでは将棋のAIじゃないでしょうか。
最初は人間に負けてましたが、多くのルールを理解して人間に勝てるようになりましたね。
あと、人間を介さずに殺傷を判断する、自律型致死兵器システム(LAWS)なんてのも出来てるみたいなので、何だか恐い世の中になってきましたね。
4つに分断された日本
少子高齢化など複数の要因により経済破綻し、治安維持や経済援助を名目に4大経済圏の介入を受け、事実上国土が4つに分割。
現実でも少子高齢化は問題視されていますね。
少子化対策も上手くいかず、将来的に日本人の人口は減っていく一方みたいです。
経済も問題視され、30年間で雇用賃金は上がるどころか下がってしまってますよね。
今や日本は先進国というより、後進国なのかもしれません。
4大経済圏
北米同盟
首都圏、東海道、中京、京都奈良、関西圏、紀伊半島、若狭湾周辺地域など、日本経済の中心地や人口密集地を傘下に収めている。
日本が歴史的に親北米国であったことと、前述の経済支援による好景気もあって、他勢力の支配地域に比べて住民からの支持は高い。
これは、まさにアメリカですね。
大ユーラシア連邦
東北地方および北海道全域を傘下に収めている。外伝『境界戦機 フロストフラワー』の舞台。
ロシアのイメージですね。
アジア自由貿易協商
北九州、山陰地方、北陸地方、上越地方など、東北以南の日本海沿岸地域を傘下に収めている。
中国、韓国のイメージですね。
オセアニア連合
南環太平洋諸国による連合国家。南九州、四国全域、沖縄諸島、瀬戸内海沿岸地域を傘下に収めている。ほかの3勢力よりも規模や人員数が劣っているため、不足分を雇用した傭兵で補っている。
名前の通り、いろんな国が集まった多国籍軍といったところですかね。
衰退した日本
本編で流れるニュースの内容がリアル。
国会議員のやる気の無さ。
GDPが過去最低へとか、実際にGDPは上がるどころか下がってますもんね。
ちなみにGDPとは
国内総生産のことで、一定期間内に国内で新たに生み出されたモノやサービスの付加価値のこと。
下がっているって事は、景気や経済成長が良くないって事ですね。
「今の時代、日本人に生まれただけでかなりのペナルティ背負って始めるゲームみたいなもんだ。」
と、主人公のアモウが言うように、4つの国に支配された日本人は隷属国の人間として虐げられる生活を送っています。
どれだけ頑張っても、将来的に報われないなんて辛すぎますよね。
データで管理された社会
軍人に職務質問を受けたときのワンシーン。
機械を手にピッとあてるだけでI.D.を照合。
個人情報ダダ漏れです。
手にチップか何かを埋め込まれているんですかね。
これも、どこかで試験的に運用しているみたいなんで、なんだか現実的な話しですよね。
コンビニやスーパーでの買い物も身分認証が必要な社会。
例え無罪でも、犯罪者のレッテルを一度でも貼られたりしたら、もう何も買えなくなりますね。
日本人の奴隷化
アジア軍の軍人に拉致される日本人。
目的は人身売買。
不当な罪状で拘束して強制労働施設や人身売買組織に送って、多額の利益を得ています。
逆らう者には容赦なし。
日本人は奴隷なので人権もなし。
治外法権なので例え何かがあって殺されたとしてもどうしようも出来ません。
治外法権とは
外交官や領事裁判権が認められた国家の国民について、本国の法制が及び、在留国の法制が(立法管轄権を含めて)一切及ばないことをいう。
実際に逆らえば、暴力をふるわれたり、銃で撃たれりと、酷い目に。
これが日本でも当たり前になってしまったらって、考えてしまうと、かなり恐ろしい社会になりますよね。
植民地と化した日本
見た目は日本の復権と国土奪還のために頑張っている北米同盟。
その実体は、日本の復権と言えば聞こえはいいが首都東京の土地も建物もほとんどが北米軍や北米政府、北米同盟に属する企業体によって掌握され。
日本の防衛機能も北米軍の指揮下。
このまま自治を回復したところで中枢を北米同盟に握られたまま。
やがてやってくるのは緩やかな植民地化。
現実にも様々な国に土地を次々と購入され。
そして軍事的な防衛機能もアニメの通りアメリカに頼っちゃっていますね。
もしかしたら、穏やかな植民地化はリアルな話しなのかもしれないですね。
八咫烏
全てが暗い話しだけではありません。
日本の独立を夢見て、レジスタンス「八咫烏」設立。
主人公達が所属する組織です。
ちなみに八咫烏とは、日本神話に登場するカラスであり、導きの神。
レジスタンス八咫烏とは
かつては複数の小組織に分かれていたが、中国地方を支配するアジア軍に劣勢を強いられたことから、組織のスポンサーでのちに代表となる宇堂キリュウが多くの協力者と資金をかき集め、日本指折りの組織にまで拡大させた。
さらに、ヨーロッパの新興企業である「ブレンゾン社」と契約を交わしたことで、組織オリジナルのAMAIMをはじめとする兵器の開発・配備に成功している。
戦闘や諜報活動だけでなく、戦いや迫害から逃れてきた日本人の保護や生活支援などの慈善事業も積極的に行なっている。
八咫烏と言えばサッカーの日本代表のシンボルマークが有名ですね。
八咫烏の足は三本。
主人公達もちょうど三名。
導きの神様という事は
4つの国に分断された日本を希望に導いてくれるのかもしれません。
あと、噂で秘密結社「八咫烏」が存在するみたいです。
もし、実際に日本がそういう事態に陥ってしまっても希望は捨ててはいけませんね。
あとがき
いかがでしたでしょうか?
境界戦機の魅力を違った形でまとめてみました。
現実の日本や世界と比べるみると、少しリンクしている部分もあったりして、興味深い作品だと感じます。
もしかしたら今後の日本の未来を描いている、予知的な作品なのかもしれないですね。
もし気になったのなら是非その辺も考察しながら見てみると面白いのかも。
今後の境界戦機の展開から、ますます目が離せないです。
ではまた!!
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