どうも、ケーロックです。
今回は、アニメ「進撃の巨人」に登場するキャラクター。
「オニャンコポン」に注目したいと思います。
オニャンコポンとは
「進撃の巨人」の登場人物で反マーレ派義勇兵のメンバー。
パラディ島では珍しい黒人の男性で、マーレに併合された国の出身者である。
船や飛行艇の操縦に長けている。
名前の由来
オニャンコポン。
見た目は真面目そうな黒人の青年なのですが、なかなか可愛らしい名前ですよね。
名前の由来は「猫、ニャンコがポンッと飛び出す」
ではなく。
なんと!?
アフリカの神様の名前からきているみたいなんです。
そこで、今回はその神様「オニャンコポン」について気ままに解説したいと思います。
天空神オニャンコポン
西アフリカ・ガーナのアシャンティ民族の神話の天空神。
オニャンコポンは同じくアシャンティ人などに伝わる神「ニャメ」の別名とされることが多く、オニャンコポンの神としての位置づけには曖昧な部分が多いみたいですね。
時に、アカン語話者の神とされることもあるようです。
ちなみにアカン語とは、主にガーナやコートジボワール東部に住む同族民族によって話される言語。
「アカン言葉」放送禁止用語じゃないんですね。
「進撃の巨人」の方のオニャンコポンが黒人な理由も、もしかしたら「アフリカの神様」というところからきているのかもしれないですね。
あと、船や飛行艇の運転が得意なのも、天空神が由来なんですかね。
創造神オニャンコポン
天空神とは別に創造神の顔も、もっているようです。
オニャンコポンは森の精霊たちの長でもあり、なおかつ精霊たちを生み出した創造主でもあった。
召使いでもある精霊たちは、オニャンコポンと人間の間に入る媒介者として役割を担っていたようですね。
精霊たちには、薬を処方したり、悪意のある精霊たちに対処したりといった役割を持つ「司祭職」が存在していました。
しかしなぜか、オニャンコポンに対する司祭職は存在しないようです。
その理由は別にみんなから嫌われていた、というわけではなく。
アフリカの宗教観で「人と神は直接的な関わりを持つ事ができない」という考え方からのようですね。
オニャンコポン伝説
人と神が直接的な関わりを持つ事ができない、というアフリカの宗教観でしたが。
その遥か昔の話しでは、オニャンコポンは人間たちに近い場所に住んで居たみたいです。
しかしある日のこと、一人の老女がイモを臼と杵でゴリゴリしていたら、うっかり杵の柄をポーンっと飛ばしてしまいました。
あろう事か、その柄がなんと、たまたま近くにいたオニャンコポンにポーンと当たってしまったのです。
その事がきっかけで、オニャンコポンは怒ります。
そして、その地を離れ雲の上に行ってしまったといいます。
すると、老女は雲の上に行ってしまったオニャンコポンに会おうと、多くの人に臼を集めさせ、その臼を高く積み上げていきました。
しかしすべての臼を積み上げても、あと一つ分足りなかったのです。
そこで老女が思いつきました。
1つ分足りないなら一番下の臼を一つ抜いて、それを上に積みあげたらオニャンコポンのところに行けると。
そうしたところ、積み上げた臼の塔は崩れ。
結果、多くの人が死んでしまったといいます。
オニャンコポンはそれを悲しみ、さらに離れた天の上に去ってしまいました。
しかしこれは、オニャンコポンの伝説というより。
老女の伝説ですね。
パワフルおばあちゃん。
三位一体オニャンコポン
オニャンコポンには同一視される神が存在します。
一方では「ニャメ」「オドマンコマ」といった呼ばれたりするみたいですね。。
しかし「ニャメ」「オニャンコポン」「オドマンコマ」の3人に関しては完全に同一神の別名となっていたり。
同一神の持つ3種類の様相であるとする三位一体に近い考え方もあるみたいです。
ニャメは宇宙の創造主。
オニャンコポンは生命の創造主。
そしてオドマンコマは、それを調和する位置付けとされているようです。
時には、三体合体して「オドマンコマ・ニャンコポン」と呼ばれていたりするみたいですね。
はたして、1人が3つの名前を持っているのか、それとも、仲良し3人組なのか。
いったいどれが本当の顔なんでしょうかね。
競走馬オニャンコポン
競走馬の方でもオニャンコポンという名前の馬がいます。
名前の由来は「偉大な者」からきているみたいですが
他にも、オーナー自身が猫好きであり、日本人にも猫が好きな人が多いからという理由や
寅年のクラシック戦線を目標にしているからとか、おニャン子クラブからの連想やら、スタートを「ポン」と出てほしいという願いなど。
諸説あるみたいです。
名言オニャンコポン
進撃の巨人の作中で「なぜ肌の色が黒いの?」という質問に対して、オニャンコポンは
「俺達を創ったやつはこう考えた。いろんなやつがいた方が面白いってな。」「巨人になる人間も同じさ。俺達は求められたから存在する。」
と返答しました。
この言葉は界隈では名言とされていて。
全ての精霊を作った創造主も連想させますよね。
うん。まさに名言。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「オニャンコポン」についていろいろ調べてみました。
天空の神だったり、創造主だったりと、名前の可愛さからは想像できない、まさに「偉大な者」でしたね。
他の作品にもオニャンコポンは登場するんですが、やっぱり猫のイメージが強く、猫耳のついた女の子が多いみたいです。
もうこれからは「進撃の巨人」「ゲーム作品」「競走馬」など、どの「オニャンコポン」からも目が離せませんね。
オニャンコポンってついつい言いたくなりますよね。では。